体重に関しては、"増え過ぎ"で悩む方が大多数ではありますが、中には"増えない"方で悩んでいる方もいらっしゃいます。体重が重すぎることも確かに体に悪影響がありますが、病的な肥満はあまり多くありません。それよりもやせ過ぎは様々な体調不良に直結しますので、深刻です。また、いくら細い方が格好よく見えると言っても限度があり、あまりにもやせていると外見も良く見えません。スポーツをしている学生なども体重が増えないとスタミナ不足となってしまうこともあるでしょう。
太れない、と訴える方に共通しているのは「食べているけど体重が増えない」ということです。人よりたくさん食べると話す方もいるほどです。
食べても太れないということは、食事が体の"身"になっていないことに違いありません。そしてその原因は胃腸の弱さにあります。
中医学の言葉では「脾気虚(ひききょ)」と言いますが、「脾」すなわち消化器系統の機能不全のために、食べたものが体の"身"になりません。簡単にいえば、胃腸の消化効率が悪いのです。
そのために、下痢軟便や便秘などの排便異常、食後の消化不良なども現れます。
こうなると、食事から作りだされるはずの"気"や"血"も不足してきます。よって、疲れ、不正出血なども見られることが多くなります。
以上のように「脾気虚」は様々な体の不調につながっていくため、太れない方は対策をしっかりと考えた方が良いでしょう。先天的な要因であることも多いため、「脾」の力を高めるためには根気強い対処が必要です。「補中益気湯(ほちゅうえっきとう)」などの「脾」を養う漢方薬と共に、消化吸収を助けて「脾」への負担を減らす作用が期待できる「晶三仙(しょうさんせん)」を併用すると良いでしょう。